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Sphere on Spiral Stairs

ナマズ

Silurus asotus (Linnaeus 1758)

ナマズ目ナマズ科

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解説

70cm(オス60cm程)にもなる、大型種。分布域は広く、中国大陸や日本(西日本が自然分布域)全国(琉球列島は未定着)で見られる。しかし、日本国内のナマズだけでも遺伝的に4系統に分化する事が知られれている。水温の低い河川上流域から河口付近まで山間部・平野部を問わずあらゆる環境に出現する。肉食性で夜行性。

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​▲頭部。顎はやや突き出し、下顎の歯が見える。目は背側寄りに付いていて上からでも確認しやすい。
(近畿・中四国及び南九州・東海・関東・北海道系統)

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​▲腹部。一般的に本種の腹は白いとされるが、このように顎先まで模様の入る個体も多く、同所でもそのバリエーションは広く個体差単位で異なる。(近畿・中四国及び南九州・東海・関東・北海道系統)

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卵。普通、黄緑色をしているが水底に転がると泥にまみれて茶色っぽくなってる。
(近畿・中四国及び南九州・東海・関東・北海道系統)

上記の卵から孵化した幼魚。孵化1カ月後の個体。まだ髭は3対、計6本ある。
(近畿・中四国及び南九州・東海・関東・北海道系統)

成魚。大きさは40cm程。口髭は2対4本。
(近畿・中四国及び南九州・東海・関東・北海道系統)

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​▲九州固有系統(福岡県産)。主に河川上・中流域に生息する。強い流れを好み夜行性が強い。頭部は丸みが強く下顎が分厚い。この系統はナマズの系統の中でも中国大陸のナマズと近いらしい。

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​▲アムールオオオナマズ系統。この系統は朝鮮半島や中国などに分布するアムールオオナマズSilurus soldatoviと遺伝的に近縁または同種である。他のナマズより目は小さめで口は横に広い。主に河川中流域に住む。

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中国ナマズ。静岡県に帰化している外来種。ナマズに似るが別種のナマズである。和名や学名は不明。静岡県内ではナマズやタニガワナマズと頻繁に交雑していると思われる。主に河川下流域に見られる。

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