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![Sphere on Spiral Stairs](https://static.wixstatic.com/media/11062b_952485dce28e4eac9e9f09d63fdc9ada~mv2.jpg/v1/fill/w_147,h_147,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/11062b_952485dce28e4eac9e9f09d63fdc9ada~mv2.jpg)
■アカザ・クレード2
Liobagrus reinii species complex Clade 2 (Hilgendorf, 1878)
ナマズ目アカザ科
![C2-1oda.png](https://static.wixstatic.com/media/ab7707_53ba031937dc44859a59c2d274fccbe7~mv2.png/v1/fill/w_980,h_522,al_c,q_90,usm_0.66_1.00_0.01,enc_auto/C2-1oda.png)
大きさ
主に近畿日本海側~九州北西部に分布するアカザの一種で、最大15cm程に成長する。普通は8~12cmまでの個体が多い。地域的に分化した3系統の集団が見られる。主に河川上・中流域に見られ、傾向として水量豊富な比較的規模の大きな河川に分布している。肉食性の夜行性。危険な状態に晒すと胸鰭と背鰭の棘を突き立て、全身をくねらせて突き刺して来る。なおこの棘には毒がある。高知県レッドリスト2017改訂版では、本種をアカザ Liobagrus reinii としている。
![特徴1.png](https://static.wixstatic.com/media/ab7707_35c414aa9218446e996ed0690ffd8a9d~mv2.png/v1/fill/w_477,h_434,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_auto/%E7%89%B9%E5%BE%B41.png)
![特徴2.png](https://static.wixstatic.com/media/ab7707_a809e2686d1f422c856015f4d0fe685b~mv2.png/v1/fill/w_495,h_222,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_auto/%E7%89%B9%E5%BE%B42.png)
▲傾向的特徴② 体表に脱色班が無い。しかし、稀に採集直後に見られる場合がある。(画像はクレード2-1)
▲傾向的な特徴① 尾鰭は団扇の様に丸く黒っぽい縁取りがある。(画像はクレード2-1)
![C2-1 aki.jpg](https://static.wixstatic.com/media/ab7707_dccfa6a10bff4866a07c9d8e8039d788~mv2.jpg/v1/fill/w_147,h_110,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/C2-1%20aki.jpg)
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■クレード2-1
主に中国地方(島根県・広島県)と徳島県を除く四国地方(大分県の一部からも報告がある)に見られる集団で、やや大型に育つ。15cm程の個体に遭遇したこともある。広島、島根、高知県では別種のクレード1(1-1)と混生する水域がある。
![c2-2.jpg](https://static.wixstatic.com/media/ab7707_95be286e672f467298568aa8870f2d93~mv2.jpg/v1/fill/w_147,h_86,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/c2-2.jpg)
■クレード2-2
主に鳥取県から福井県嶺南地方までの日本海側(一部瀬戸内海流入河川)に見られる集団で、比較的小型な個体が多く普通大きいものでも12cm位である。岡山県に生息するクレード2は本サブクレードと思われる。一部地域でクレード1と混生する水域がある。一方福井県にもクレード1が生息するが、両者は地理的に分断され混生する水域は無い。最近、四国の愛媛県からも採集されたが、本来の分布域からかなり離れており、この分布が自然分布なのか人為的なものなのかは分かっていない。
![C2-32.png](https://static.wixstatic.com/media/ab7707_52cd1486a8c4429fafdf435a85ed0340~mv2.png/v1/fill/w_48,h_26,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/C2-32.png)
■クレード2-3
九州と山口県に見られる集団で、特に九州では非常に生息数が少ない。他のサブクレードと比較すると、がっしりとした体格でやや頭部が小さく見える。最も容姿が朝鮮半島のコウライアカザに近いように思う。
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