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■ギギ
Tachysurus nudiceps (Sauvage 1883)
ナマズ目ギギ科
解説
大きさは40cmに成長し、大きいものでは全長50cmに達する。日本の固有種で、本来は西日本が自然分布域。流線形の体型で遊泳能力は高い。4対計8本の髭を備え、横に広い大きな口をしている。夜行性で肉食性。主に河川中流域や湖沼に生息しているが、酸素含有量が高ければ出現範囲は広い。
ギギの幼魚。大きさは10cmほど。この頃は水路や河川でも比較的水深の浅い場所で見られる為、多くの人から認識されているギギのイメージでもある。(山口県産)
ギギの成魚。大きさは45cmほど。30cm以上に成長した個体は極端に水深のある環境に移る為、幼魚が見られる場所ではまずお目にかかることは無い。(岡山県産)
琵琶湖のギギ。遺伝的に特異な訳では無いものの、多様性が周辺河川のものより高い。体型的にも体高があり、、背鰭と胸鰭の棘がより太く発達した印象を受ける。なお琵琶湖内でのギギは個体数がとても少ない。
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