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■ギバチ
Pseudobagrus tokiensis Doderlein 1887
ナマズ目ギギ科
解説
30cmほどに成長する。日本の固有種で東日本のみに分布する。しかし日本海側での分布域は秋田県のみに限られる。太平洋側では神奈川県相模川水系より青森県まで広範囲に分布する。肉食性で夜行性。主に中流域や湖沼に見られるが酸素含有量が豊富であれば広範囲に見られる。
鰭の様子。尾鰭の上下の長さは余り変わらない。背鰭は短く他種よりも棘の太さは目立たない。
幼魚。孵化して恐らく3カ月くらいの個体(群馬県産)
幼魚。採集直後は真っ黒だが、ケースに入れて観察すると明るい茶褐色になる。黄褐色の模様はアリアケギバチやネコギギと比べると薄く余り目立たない。(東京都産)
ギバチの成魚(25cm程・千葉県産)。他のギギ科のナマズよりもずっと細長い、スマートな印象が強い。特にオス個体は30cm以上に成長し、その細長さが際立つ。他のギギ類では成魚になると水深のある場所へ移動するが、本種もその性質があるものの、平野部の生息域では水路など規模の狭い環境でも周年成魚が見られる場所がある。
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