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アカザ科

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▲アカザ・クレード2-1(左)とアカザ・クレード1-1(右)。生殖隔離があると考えられ、この2種の生息地が重なっても互いに独立して存在している。高知県にて

アカザ・クレード2
Liobagrus reinii species complex Clade 2 
アカザ・クレード1
Liobagrus reinii species complex Clade 1 

アカザ科(2)
アカザ科は東南アジアを中心に繁栄し、アカザ属は中国や朝鮮半島に数多く産し、日本には2種が見られる。従来は1種の扱いであったが、2016年発表の系統地理による研究で遺伝的に大きく異なる2系統(クレード1とクレード2)に分けられる事が分かった。更に近年の研究ではこの2系統に形態差異が認められること(未論文化)そして生殖隔離もある事(未論文化)から日本にはそれぞれ固有種の2種が分布するという事が分かっている。しかし、その2種の中にはそれぞれ細分化した集団(サブクレード)があり、それらは系統差が大きいものもあり、更に別種レベルで何種かに分かれる可能性がある。この為、クレード2とクレード1の形態比較はどのサブクレードで比較するかで異なる可能性があり、形態差異に関しては更なる精査が必要になってくると思われる。全ての種類に4対、計8本の太く短い口髭を持ち、背鰭と胸鰭に毒棘を持つ。また背鰭後方に非常に長めで高さの低い脂鰭を備える。

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