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■ゴンズイ
Plotosus japonicus (Yoshino & Kishimoto, 2008)
ナマズ目ゴンズイ科
解説
全長25cmに成長する。30cmに達するのは稀。沖縄から房総半島、能登半島までの沿岸に主に分布していたが、気候の温暖化と共に近年は分布域が広がってきている。主に河川河口付近や汽水湖、内湾などに生息し夜間に小魚や甲殻類を襲って食べる。身体は細長く、ウナギの様な尾を持つことから英名でイールテールキャットフィッシュと呼ばれる。体表には褐色の地に黄色い(または白い)ストライプの模様が入る。
▲口髭は4対計8本あり、日本産ナマズ類の中では長さが身体に対して短め。口は横に幅広い。
▲尾鰭上から見ると頭部は長く頭でっかちに見える。尾鰭はウナギの様に鰭が繋がりしなやかに動く。前進も後退もそつなくこなす。
▲ゴンズイの幼魚。約6cm。この頃は群れで居る事が多い。アリアケギバチの様に幼魚期は模様のコントラストが鮮やか(三重県産)
▲ゴンズイの成魚。約30cm。雄の方が大型になる。岩の多い環境を好む。(愛媛県産)
若いゴンズイ(15cm程)。昼間は岩の隙間に潜むが夜間は活発に泳ぐ。(三重県産)
若いゴンズイ(18cm程)。地域だけでなく個体差間でも体型に変異がある。(愛媛県産)
夜間の川底を泳ぐゴンズイ。ヨシノボリの幼魚などを捕食しに出てきたと思われる。(三重県産)
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